ジャーミネーションラウンドとしてリバネス・広島ベンチャーキャピタル・フォーカスインキュベート・個人投資家からの資金調達を実施しました

株式会社ファイトリピッド・テクノロジーズ(本社:神奈川県横浜市緑区、代表取締役:太田啓之)は、株式会社リバネスキャピタル(以下LC)・ジャーミネーションファンド1号投資事業有限責任組合(以下GF1)・株式会社広島ベンチャーキャピタル(以下広島VC)・株式会社フォーカスインキュベート(以下FI)・個人投資家複数名を引受先とする第三者割当増資(総額3千万円)により、初の資金調達を実施したことを発表いたします。

ファイトリピッド・テクノロジーズは2021年の東工大発ベンチャーとしての会社創設以来、主に企業との共同研究などをもとに藻類による有用脂質生産の研究開発を進めてまいりました。弊社は今後、瀬戸内に工場などの敷地を有する企業等との連携により、自社の培養施設を設置し、藻類から食用油脂・ω3脂肪酸、食用たんぱく質資材を独自に生産し、連携する食品企業などへの提供を行い、これら食品資材の大規模提供の仕組みづくりを加速してまいります。このような藻類による有用脂質の大規模生産の推進によって、将来的には燃料生産も視野に入れ、カーボン・ニュートラルへの貢献の新たな道筋を開拓する所存です。
 2023年11月にリバネスが主催するエコテックグランプリで弊社が最優秀賞を受賞したことで、副賞としてリバネスグループからの出資をいただけることとなっていましたが、今回LCからの出資に加え、GF1からも資本出資をいただきました。

 広島VCは、弊社が藻の培養に必要となるCO₂や廃熱を提供可能な企業が多数存在し気候も最適な瀬戸内海沿岸に、大規模な培養・生産設備の集約展開を想定していることから、弊社の事業が非常に社会的意義が高く、広島を中心とした地元地域の活性化にも資すると大きなご期待をいただき、今般の出資に至りました。

 FIは弊社が今後藻類屋外培養を大規模拡大する計画であることから、屋外大規模培養の最適化、培養時の有用物質生産の最適化、培養の自動化などに親会社であるフォーカスシステムズの大規模情報解析技術が活用できると期待し、投資をいただいたものです。

 今回の出資により、弊社の取り組みにさらなるご支援をいただきつつ、弊社が大きなターゲットとする油脂高生産藻ナンノクロロプシスによる有用脂質生産を推進して参ります。